ChinaJoy、次のステージへ:その先にあるのは‘‘メタバース’’?
2003年の初開催以来、毎年7〜8月に開催されてきた中国大級のゲーム・デジタルエンタメ展示会「ChinaJoy」。2022年、20周年を迎えたChinaJoyは、パンデミックの影響により初のオンライン展「CJ Plus」を発表。8月27日〜9月2日にかけて開催されたこの新しい試みは、まさに‘‘メタバース’’の入口とも言える新たな展開だった。

公式発表資料からも、時代のキーワードである「元宇宙(メタバース)」の存在感が際立ち、展示会の未来が仮想空間へと繋がっていく可能性を感じさせる内容となっている。
ChinaJoy公式HP
有禧U-SEE × ChinaJoy:IP体験設計の軌跡
CJ Plusを迎えるにあたり、U-SEEが過去に手がけたChinaJoyでの出展作品を振り返ってみよう。
|Bandai Namco(万代南梦宫)|
SNS映えするIP体験空間を構築
Bandai Namcoの出展は2016年から。IPの世界観を大限に活かした没入型展示を設計してきた。インタラクティブ体験やオンライン打卡(チェックイン)システムの開発により、ファンが自ら参加し、撮影したくなる空間を創出。ChinaJoy会場の‘‘打卡聖地(映えスポット)’’として人気を集めた。
さらに、オンラインと連携したH5(HTML5ベースのミニアプリ)を開発し、体験の可能性を広げ、遊び心を刺激する空間設計を作り上げてきた。
オンライン上 招待状
過去の様子(動画)

|PlayStation(プレイステーション)|
ハードコアゲーマーの聖域を設計
2013年からPlayStationとともに歩んできた。PlayStation 4の中国発表を皮切りに、展示会・巡演・発表会・スポットイベント・番組連携など多様な施策を展開。
ChinaJoyでは、ゲーム体験に特化した空間設計を重視し、快適なプレイ環境、合理的な待機導線、デバイス別体験ゾーン、視覚的な訴求力を備えたステージ演出など、ユーザー中心の設計を徹底し企画を行った。
また、ブランド紹介・体験予約・ギフト交換などを統合したH5(HTML5ベースのミニアプリ)を事前開発し、情報発信とファン参加を促進した。
過去の振り返り

|Sony Pictures(ソニーピクチャー)|
映画IPの世界観を五感で体験
2018年には、映画「メン・イン・ブラック」「ピーターラビット」「モンスター・ホテル」などを展示。特に「メン・イン・ブラック」の撮影シーン‘‘弾丸の間’’を再現した撮影体験や、ピーターラビットのぬいぐるみ販売は大きな話題を呼び、ファンの購買意欲を加速させた。
| Crest x 魔導祖師 |
笑顔と‘‘魔性’’が交差する異色コラボ
人気IP「魔道祖师」とのコラボで、Crest(米国発の歯磨き粉メーカー)が初出展。登場人物‘‘魏無羡’’と‘‘藍忘機’’の生活シーンを再現し、製品サンプル・ガチャ・限定グッズなどを通じて若年層との距離を縮めた。ブランドとファンとの間に、単なる商品やサービスのやり取りをするだけでなく、心のつながりが生まれる瞬間ともなった。
過去の振り返り

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